7月17日(金)第1学期 賞状伝達・壮行会・終業式・離任式を行いました。
部活動等で活躍した多数の生徒が表彰され、次のステップに向けて壮行会で激励を受けました。離任式では、1学期で離任される先生からご挨拶がありました。また、生徒指導部長より夏休みの生活について、教務部長より成績について、人権教育部長より人権作文について、それぞれ講話がありました。
壮行会、終業式での校長先生からのお言葉を下記に掲載します。
令和 8(2026)年第 1 学期【壮行会】学校長激励の言葉
近畿大会、そして全国大会への出場を勝ち取った生徒の皆さん、おめでとうございます。 皆さんがこれまでに積み重ねてきた努力が、こうして素晴らしい結果として実を結んだこと を、心から誇りに思います。 いよいよ、大舞台の幕が上がります。 ここで皆さんに、胸に刻んでほしいことが二つあります。 一つ目は、 皆さんは本校の代表であると同時に、「奈良県の代表」であるということです。これから皆さんが挑戦する舞台には、各地区を勝ち抜いてきた強豪たちが集まります。 プレッシャーを感じる瞬間があるかもしれません。しかし、そんな時こそ、奈良県代表として の誇りを胸に携えてください。 皆さんの背中には、共に汗を流した仲間たちの想い、そして切磋琢磨してきた県内のライ バルたちの願いが乗っています。 その重みはプレッシャーではなく、皆さんを後ろから力強く押し出してくれる「追い風」で す。どうか自信を持って、堂々と、悔いの残らない挑戦をしてきてください。 二つ目は、心の真ん中に、常に「感謝」を据えてほしいということです。 皆さんが今、スタートラインに立てているのは、決して自分一人の力ではありません。技術 を磨き、時に厳しく導いてくださった顧問の先生や指導者の方々。苦楽を共にし、励まし合ってきたチームメイト。そして何より、一番近くで毎日温かく支え、応援してくれる家族の存在 があります。 部活動に打ち込めた環境は、そうした多くの方々の支えがあって初めて成り立っているも のです。「感謝」の気持ちを心の真ん中に据えること。それは、自分を謙虚にし、同時に、驚くほどの大きなパワーを与えてくれます。「誰かのために」「支えてくれた人のために」という想 いは、極限の場面で皆さんの限界をもう一歩、引き上げてくれるはずです。 挑戦の瞬間は、一瞬で過ぎ去ります。これまで培ってきた全てを信じ、お世話になった 方々への感謝をプレーやパフォーマンスに乗せ、その一瞬一瞬に最善を尽くしてください。 皆さんが大舞台で躍動し、最高の笑顔で戻ってくることを、学校全体、そして奈良県全体 が応援しています。 皆さんの健闘を心から祈っています。
令和 8(2026)年度 第 1 学期終業式 校長式辞
おはようございます。こうして無事に第 1 学期の終業式を迎えられたことを嬉しく思います。 暑さ対策のため、オンラインでの終業式となりました。オンライン配信の準備にあたってくださった先生方に共に感謝しましょう。 当たり前のことですが、人は 1 人では生きられません。誰かに支えられていることを知るのはとても大切です。それと同時に、自分自身の存在が、周囲の空気を「浄化する媒介」にも「よどませる原因」にもなるということ を、常に心にとどめておくことが必要だと、改めて感じます。 さて、この 1 学期を締めくくり、明日から始まる夏休みを実り多き時間 にするために、6 月末、台風と梅雨前線の活発な活動による「大雨」で、本 校を「臨時休校」とした一日の出来事を皆さんと一緒に振り返りましょう。 あの日は、早朝から奈良県北西部に「大雨警戒レベル3」が発令されまし た。 通勤通学に使用する公共交通機関の多くが運転を見合わせていまし た。学校の近くを流れる竜田川も、早朝の段階で決壊寸前という非常に危 険な状態でした。私は皆さんの「生命と安全の確保」を最優先に考え、即座 に臨時休校、そして土曜日の学校閉鎖の判断を下しました。 その直後から、学校には多くの生徒の皆さん、そして保護者の方々から、 切実な問い合わせが入りました。 「学期末の評価テストが近いのに、勉強 に必要な教材を学校に忘れてしまった。どうにかして取りに行けないか」と いう声です。 あれほどの激しい雨の中、目の前の危険に対する不安もあったはずです。それでもなお、「学びたい」「テストに向けて全力を尽くしたい」 と願う皆さんの強い熱意。まさに、本校のスローガンである「夢を現実(か たち)に」しようとする、生駒高校生としての高い志とプライドを、私はそこ に強く感じました。 だからこそ、学校としても皆さんのその必死の思いに 何としても応えたいと考え、雨が落ち着き、確実に安全だと言える日曜日 の午前中、3 時間だけ校舎を開放しました。当日は 100 人を超える皆さんが登校してきました。 しかし、ここで皆さんに、自律した社会人へと成長していくための一歩進んだ問いかけをします。 あの時、「教材が手元にないから、もう勉強ができない。どうしてこんな 大雨になるんだ」と、環境に対してやるせない気持ちや不満を抱くだけで 終わってしまった人がいたとしたら、それは少しもったいないことです。 人間は誰しも、自分の力ではどうにもできない突然のピンチに直面したとき、周りの環境のせいにしたくなるものです。 ですが、ここで想像してみてください。もし、あの週末を迎える前に、天 気予報を見て「あらかじめ計画的に教材を持ち帰ること」ができていたな ら、どうだったでしょうか。日曜日のあの時間も、すべて自分の大切な勉強 の時間へと充てることができましたよね。 本校の校訓である「剛毅」とは、環境に振り回されず、自らの足でしっかりと立つ強さを身につけることの大切さを訴える言葉です。 あの状況の 中で、「事前に持ち帰れなかったけれど、手元にないなら、まずは今あるノートを隅々まで見直そう」「友達に連絡してノートの写真を送ってもらおう」 と、「今ある環境の中で、自分にできる最逃の工夫は何か」を自ら考え、前 を向いて動けた人がいたなら、それこそが、本校が目指す「自ら考え、行動 する生徒」の素晴らしい姿です。 これから皆さんが進んでいく社会は、今回の大雨のように、想定外の連 続です。あの日、私たちが見慣れた菜畑の風景や壱分駅が、わずかの時間 で川のようになってしまったように、予期せぬ変化は突然やってきます。 今後は、「次に同じ失敗をしないために、今度はどう計画を立てるか」と、常 に「自分」を主語にして未来を切り開いていくこと。これこそが、皆さんに身 につけてほしい「本当の自律」の精神です。 明日から始まる 40 日間の長い夏休み。特に 3 年生の皆さんにとって は、自らの進路を切り開くための、人生において極めて重要な「勝負の夏」 となります。 私は最近、下重(しもじゅう)暁子さんの『極上の孤独』という本に出会い ました。その中に、このような一節があります。 「孤独を知らないと個性が育たない。集団の中で本当の自分でいることは 意外と難しい。孤独とは思い切り自由なものだ。」
(出版社 HP https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344984936/) 友達と群れ、人の真似をし、周囲と同じであることに安心していると、自分 という人間が本当に望んでいること、自分だけの強みが見えなくなってし まいます。 この 40 日間の夏休みは、学校という集団から離れ、自分自身と徹底的に 向き合う時間です。一人で考え、悩み、自分の頭で決断する時間こそが、皆さんという人間を輝かせ、「本当の自律」へと導いてくれます。孤独を恐れる必要はありません。それは、あなたが思い切り自由に自分の未来をデザ インするための、何にも代えがたい時間なのです。 ただし、ここで忘れてはならないのが、以前お話ししたアドラーの「共同 体感覚」です。 共同体感覚とは、「自分は周りに支えられてここにいる」と いう安心感と同時に、「じゃあ、自分はこの場所(学校や社会)のために何が できるか」を考える温かい心のことです。 自律した社会人とは、一人孤独 に、他者を排除して孤高に生きる人のことではありません。「周りへの感謝 と想像力」を持ちながら、自分自身の足で凜と立つ強さ(極上の孤独)を身 につけた人のことです。 この夏を、ただ「与えられた課題」をこなすだけで終わらせるのか、それ とも自分の人生を自分でコントロールする時間にするのか。すべては皆さ んの「自己管理」にかかっています。 3ヶ月前、始業式でもお話ししましたね。 目標なき努力は、時に人を裏 切ります。 だからこそ、この夏休みの初めに、もう一度皆さんが登りたい 「山の頂」を明確に定めてください。そして、毎日、自分の努力の「質」を検 証し続けてください。 不測の事態が起きても動じず、自分の人生の舵を自分で握る。そんな 「剛毅敬愛」の精神を持って、この 40 日間で一回りも二回りもたくましく 成長した皆さんと、2 学期の始業式に再会できることを楽しみにしていま す。 お互い、充実した、最高の夏休みしましょう。
6月3日水曜日
台風6号通過の蒸し暑さが残るため、熱中症予防として、各教室でのオンライン公演となりました。今回の講師は、奈良県外国人教育研究会などで活躍された、元県立高校教員の黒田恵裕(くろだよしひろ)さん。膨大な読書量と毎日の新聞記事収集に裏づけされた、豊富かつ最新の情報に驚かされました。
『「スマホと人権」子どもたちに伝えたいこと』と題して約1時間の講演となりました。軽い気持ちでSNS上に載せた投稿記事が、一気に拡散されていく恐ろしさを再認識しました。また、ネット上だけでなく、信号無視や踏切強行突破などは、他人も巻き込む危険性があるという視点でお話しいただき、自分たちが考えていた以上に絶対にしてはいけない行為だと改めて考えさせられました。「山に煙を見れば、炭焼き人の苦労を思え」という言葉が印象に残り、人権における想像力の大切さも再確認しました。以上のような講演での学びをこれからの生活に活かしていきたいと強く感じました。
5月22日 金曜日 主体的な学び週間最終日の午後から、1年の人権委員と有志参加者の計16人が、本校に隣接する福祉施設「かざぐるま」を訪問しました。4月の講演会を受け、興味をもった生徒が参加しました。1グループ3~4人に分かれて、利用者さんと同じ作業を行ったり、歌や踊りなどのレクリエーションに参加したりしました。とくに、中古玩具の部品を袋詰めする作業では、小さい頃に遊んだ高校生の経験と知識が活かされ、職員の方にも喜ばれました。「さをり織り」を体験した生徒は、細やかで難しい作業を、慎重に丁寧に行っていました。屋外では園芸用の土作りの一部を手伝い、車椅子の利用者さんを補助しながら、土の入れ替えを行いました。1時間ほどの活動でしたが、いろいろな方と触れあい見識を深める体験となりました。
5月21日木曜日、避難訓練を行いました。緊急地震速報(訓練)で、机に潜るシェイクアウトの後、雨天のためアリーナへの集合となりました。消火器の使用方法、避難経路の確認、雷などもしもの時の行動について確認しました。
5月7日 3年生対象に「学びみらいPASS(河合塾)講演会」を実施しました。学びみらいPASSの分析結果を見て自分の能力の傾向を知り、進路決定に向けた自己PRの作成に生かすことを目指してワークに取り組みました。
2026年4月22日6限目かざぐるま講演会をおこないました。本校恒例の行事です。新入生を対象にホールで実施しました。多様な価値観を育むことは大人への一歩として、とても大切なことです。講演では、本校に隣接する事業所の概略やビデオによる事業内容の説明があり、最後に3名の利用者さんから、日々の様子をお話しいただきました。どのような作業が楽しいのか、どんな言葉をかけられるとやりがいを感じるのかなどを交えての発表を通し、生き生きと生活されていることが実感できました。
なお、5月22日(水)には人権委員を中心に実際に施設を訪問する「かざぐるま見学実習」を予定しています。